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I left my heart in Singapore!

19 marzo

訃報

このブログでも何度か話題に取り上げた私の恩人Oさんが

18日お亡くなりになったそうです。赴任先の米国で倒れら

れ帰国、闘病中でしたが薬石効なく旅立たれてしまいました。

弦楽合奏の楽しさ、カラヤンのすばらしさ、いや音楽の楽し

み方の本質を私に教えてくれました。

ありがとう。ご冥福をお祈りいたします。

12 marzo

刷り込み

 

 

先般の東京出張時、約束の時間待ちの為に、クラッ

シック専門CDショップでCDを見ていました。

ORFEO バイエルン放送響のフルトベングラー

の第九のCDに店主お勧めのPOPが付いている。

“デジタルリマスタリングで蘇る伝説の名演!”

つい宣伝文句につられて買ってしまいました。

 

実は私、フルトベングラーも食わず嫌いの中の一つ。

演奏より何より、時代が時代なので録音が悪すぎま

す。いろいろ聞きましたが、あまり好きになれませ
んでした。

 

さてデジタルリマスタリングで再生された名演は

どうでしょう。さすがにヒスノイズは綺麗に取り除

かれていて全く気になりませんが、どこか篭ったよ

うなぼんやりとした演奏。

熱愛されている方には申し訳ありませんが、演奏内

容もやはりあまり好きになれませんでした。

あまりに急激なテンポ変化でオケがついていってお

らず、何箇所か素人が聞いても崩壊している部分が

見受けられました。

 

一方、先日ドバイで買ったカラヤンのベートーベン

チクルス。これはぐっと来ました。最近あっさりし

たピリオド物ばかり聞いていましたので、この重戦

車のような怒涛のBPOの演奏もまた新鮮に響きます。

 

そこで気づきました。音楽にも「刷り込み」がある

んだなって。アヒルの雛は卵から出て最初に見た

動くものを親だと思ってついてまわります。これと

同じで、我々も最初に感動した音楽が原体験として

刷り込まれているのではないかと。

私の青春時代はカラヤンBPO全盛の時代でした。

巷に流れるクラッシック音楽は殆どこの組み合わせ

だったのではないかと思います。

人間って案外単純(笑)

18 febrero

マーラーの10番

相変わらず夜長を持て余しています。

オペラにもちょっと飽きてきてまた器楽演奏に

戻っています。

友人からインバルのマーラー全集を借りて聞い

ていますが、これには未完成の10番交響曲の

全曲補作版が入っています(いわゆるクック版)

 

ベートーベンの偉大な足跡に挑戦しつつも超え

られずにいたマーラーが始めて彼らしい独自の

境地を開いたのが遺作となった9番。もし10

番が完成していたら完全に新しい世界が開けて

いたことでしょう。幸いに全楽章のスケッチが

残っていたようで、それに準拠した補作版がこ

れです。

 

私以上にヒマな人(笑)がおられるようで

http://www.hmv.co.jp/news/article/712110118

にまとめがあります。

 

補作であるがゆえにあまりに作りすぎると彼の

作品ではなくなってしまうという遠慮があるの

かオーケストレーションは極端に薄くなってい

ます。本人が思うがままに作っていたら多分彼

の最高傑作になっていたのではないかと思いま

す。

モーツアルトやビゼーにもいえることですが、

生き物としての人間の宿命とはいえもう少し彼

が長生きしていたら、、、、

27 enero

ドン・カルロ

 

 

ヴェルディのオペラ。今回聞いた(DVD)のはオリジナル版

(この作品には多数の版が存在する)に近いフランス語、5幕版。

演奏時間だけで3時間半もある大作。

お話はスペイン、フェリペ2世の治世。スペインが世界の半分を

支配し、目の上のたんこぶであったオスマントルコをレパントの

海戦で徹底的に叩いた時代。犬猿の仲のフランスとの講和も成立

し、フランス王女エリザベータが息子のドンカルロに嫁ぐことに

なっていた。ところが条約成立後、彼女の嫁ぎ先と決まったのは

現王、フェリペ2世。事前に婚約者としてお互いを意識していた

二人は突然親子という立場におかれるようになってしまった。

このあたりは同時代の作曲家ワグナーが取り上げた「トリスタン

とイゾルデ」と良く似た設定。

 

運命が隔ててもお互いに引き合う王妃と王子二人。新しい夫人を

愛していながら彼女の心が自分にないことに激しく嫉妬する王。

これに王の寵臣でありながら王子の親友であるロドリーゴ、王子

を愛しながらエリザベータの女官であるエボリが複雑に絡み合う

お話。全てがうまくいっていた日の出の勢いの王国の内部でこん

なドロドロの悲劇が進行し、得意の絶頂にあったはずの王、王子

が一人の女性をめぐって懊悩している。かなりの部分フィクショ

ンでしょうけどありそうな話です。

登場人物みんながお互いに絡まりあった運命の中でどんどん煮詰

まっていく。最後にロドリーゴは王に殺され、王子も反乱の罪で

投獄され獄死する。

もちろんヴェルディの音楽もすばらしいけど、このオペラはスト

ーリーで楽しめる。原作はベートーベンの合唱に取り上げられた

詩で有名なシラー。若い時代、シュトゥルム・ウント・ドラング

時期の作品。原作と作曲者にこれだけ役者を得れば面白くないは

ずが無い?

 

これも是非、生で見たいものです。

15 enero

トスカ

本日1/14はプッチーニの傑作オペラ、トスカが
初演された日。偶然ながら昨日DVDでトスカを鑑
賞。これも凄い作品だ。
19世紀最後の年、1900年ローマで初演されたトス
カ。批評家の評価は芳しくなかったが、聴衆は熱
狂的にこれを受け入れられたらしい。作中で主な
登場人物がみんな死んでしまい(殺人1、自殺2
、刑死1)しかもその中の一人はヒロイン による
殺人事件。ストーリとは関係なく登場人物が長大
なアリアを歌ったり、確かにいろいろ突っ込みど
ころはある作品です。しかし、我々の頭の中にあ
る華麗で大げさなほどドラマチックというオペラ
のイメージそのままの作品。

ストーリーは単純。
脱獄した共和主義者をかばった画家とその恋人ト
スカ。トスカを横恋慕する警視。脱獄幇助で逮捕
した恋人を助ける条件でトスカを横取りしようと
した警視は逆にトスカに殺されしまう。助かるは
ずの画家も警視の陰謀で処刑されてしまい、世を
はかなんだトスカも最後に自殺する。実に救いの
無い暗い話(笑)
この場合、ストーリは脇役。難しいことを考えず
歌手の美声と熱演、プッチーニの世界に酔ってい
ればいいという作品ではないかと。

このDVDも先般のアイーダと同じで、ヴェロー
ナ音楽祭のライブ録音。演奏会場は本物の古代ロ
ーマ円形劇場の遺跡。
是非この地で一度本物を聞いてみたいものです
12 enero

モーツアルトのオペラ

改めてモーツアルトのオペラ「フィガロの結婚」「魔笛」
「ドンジョバンニ」を(DVDで)見て、彼に対する見方
がかなり変わったように思います。まずはこれらの作品が
今でも変わらず面白いということ。なんでこんな面白いも
のを食わず嫌いしていたのかと反省。彼が全精力を傾けて
いたのは実は器楽曲でなくオペラだったのです。これを聞
き逃していたとは、なんというもったいない事をしていた
のか。またオペラからは彼の考え方、生き方が器楽曲より
直接的に伝わってきます。
まず驚いたのは「魔笛」。カトリック全盛の時代、エジプ
トの古代神、オリシス神やイシス神を崇める導師が崇めら
れるストーリーには腰を抜かしました。彼の所属していた
フリーメーソンの教義のようです。フィガロやドンジョバ
ンニでは貴族階級を徹底的に嘲笑、侮辱しています。この
時代にしては超革新的なオペラだったのでしょう。
彼の生きた時代を振り返ってみると22歳でアメリカ独立
戦争、33歳でフランス革命。風雲急を告げる疾風怒涛の
ベルバラの時代(笑)自身もザルツブルクの大司教と大喧
嘩して破門され、貴族の保護を受けずに活動した初めての
作曲家として有名。
最近、もっていろいろ知りたくて「モーツアルトとフリー
メーソン」というイギリス人のアマチュア研究家が書いた
本を読みました。映画の影響で軽薄な人間というイメージ
が定着したモーツアルトですが、実はかなり確信犯的社会
改革者だったという事実も見えてきます。
音楽だけでなくいろいろ奥が深い音楽家です。
09 enero

トゥーランドット

トゥーランドット

先日のアィーダのDVD密輸成功に気をよくして今度は
通販でDVDを注文してみた。さて届くだろうか?

届きました!多分ハジの混乱でチェックが甘くなってい
たのでしょうか。入手したのはプッチーニの絶筆、明朝
の北京を舞台としたオペラ、トゥーランドット。

これもアイーダ同様また凄い!
1998年に北京の紫禁城を野外演奏会場として行われ
たライブ版。
総合演出はなんとあの名匠映画監督のチャンイーモウ。
コリオグラファーや衣装デザインも彼のスタッフである中
国人。時々西洋人が作る日本か韓国か中国かわからないよ
うなインチキ舞台でなく、まったく完全に明朝の北京が舞
台の上に出現。指揮は巨匠、ズービンメータが手兵フィレ
ンツェ5月祭音楽祭管弦楽団を率いての演奏。出演者は総
勢1000人以上。ダンスは北京舞踏学校の美しくも華や
かなお嬢さんたち。兵士のエキストラは本物の人民解放軍
兵士たち。
看板だけでなく中身も凄い。第一幕の首切り役人登場の
部分の京劇風ダンス、第二幕の大宮廷絵巻、そして圧巻
は第三幕の有名なアリア「誰も寝てはならない」の部分の
ランタンによる演出。美しすぎる!長い劇なのに全く飽き
ずに見ることができます。多分これまで見た(数少ないで
すが(笑))オペラの中で最高に感動できたかもしれない。

さてストーリー:美しい王女トゥーランドットは言い寄る若
い王子たちに難題を与えては、解けなかった彼らの首を
刎ねていた。彼女に一目ぼれしたチムールの王子カラフ
は彼女の出す難題をことごとく解く。全ての謎が解けて
も彼女は今度は「異邦人の嫁にはなりたくない」と駄々
をこね始める。カラフ王子は純粋に彼を慕う女奴隷リュウ
の助けを借りて最後はトゥーランドットの氷の心を溶かす
ことができる。めでたし。という話。

しかしこのストーリーにはちょっと納得しかねる(笑)
悪い女、冷たい女に惹かれる男性心理はわからんでもない。
私もそういうところ多分にある。しかし、彼を純粋に慕う
女奴隷が彼の為に命を投げだした後、すぐにまたトゥーラ
ンドットを口説き始めるか、普通?。
日本人的にはここでリュウの切ない思いが実ってハッピーエ
ンドというのが普通の感性だと思うのですが、さすが狩猟民
族の感性は違う。冷たい悪女を征服して御することのほうが
共感を呼ぶのでしょうか?

小学館魅惑のオペラシリーズその4
定価たったの3800円、絶対お買い得ですよ日本のみなさん!
03 enero

アイーダ

クラッシク音楽が好きでもオペラは食わず嫌いが
続いておりましたが、先般のウィーン旅行で、か
の地のクラッシックファンといえば=オペラファン
であることを知り、遅ればせながらもちょっとかじ
って見ようかと、日本から決死の覚悟(笑)で密輸
したのがヴェルディのオペラ「アイーダ」
これを選んだのも、今年行ったエジプト、カイロ旅
行の影響。このオペラ、敵国エチオピアの女王アイ
ーダに恋して、エジプト王女からの求愛も将来の王
の席も蹴って、最後には処刑されてしまうエジプト
の将軍ラダメスが主人公。

これは凄いわ!絶句。
ヴェローナ音楽祭のライブ録音で演奏会場は本物の
古代ローマ円形劇場の遺跡。曲自体も演出も全てが
壮大、雄大で華麗。さすがヴェルディの代表作。半
端じゃありません。なんでこんな素晴らしいもの食
わず嫌いしてたんだろう。

しかもストーリーが泣かせます。素直に愛情表現が
出来なくなった今の自分を省みて、これだけ恋愛に
全てをかけられる生き方ができる主人公たちを見る
とうらやましさと、一種の清清しさまで感じてしま
います。
そういえばこのライブが演奏された場所、ヴェロー
ナはロメオとジュリエットの舞台でもあったのも何
かの偶然でしょうか?

このDVD、小学館魅惑のオペラシリーズ第6巻
3990円(これはお買い得!)で、今なら日本の
本屋さんに沢山並んでいるはずです。
13 noviembre

カラヤンが生誕100年なら

カラヤンが生誕100年なら、同い年の朝比奈隆も生誕100年ですね。
記念DVDが発売されるようです。
特典映像がおもしろそうです
 
ブルックナー 交響曲第8番
1997年3月6日 第1317回 NHKホール (4:3 ステレオ 98分)
〔特典映像〕
○1997年放送「21世紀の日本人へ 生涯現役 米寿のマエストロ」
(4:3、モノラル、31分)

内容(「Oricon」データベースより)
日本のマエストロ、朝比奈隆の生誕100年を記念し、NHK交響楽団との名演を収録した作品。
10 noviembre

カラヤン生誕100年記念コンサート

来年生誕100年を迎えるカラヤンを記念して小澤BPOでコンサート
ツアーが計画されているようです
 
1/23ベルリン
1/25パリ
1/26ルツエルン
1/28ウィーン
 
なんとすごい強行軍です。
小澤征爾の体調が心配ですが、、、、
 
小澤/BPO一度生で聞いてみたいものです、、、
01 noviembre

マーラー

こちらに来て多分一生分マーラーを聞いているのでは

ないでしょうか?忙しいと長大なシンフォニーを最後

まで聞く気力がなかなか沸きませんが、忙しくても全

く娯楽の無い当地では長大なマーラーやブルックナー

のを聞くことは交響曲はいいリフレッシュになります。

最近はじめてマーラーの伝記を読みました。村井翔著。

生涯編と作品編に分かれていて、伝記としてだけでな

く作品解説としても利用できます。

 

集中的にマーラーを聞いていてふと気づくのが「あれ

?このフレーズ他の曲と似てる?」彼の作品の中には

自作の引用が多いことは有名ですが、面白いことに次

の作品の中からの先取り?のようなフレーズもあるの

です。たとえば4番の中に、将に5番の出だしのファ

ンフアーレが出てきます。この本で調べてみると5番

が作曲されたのは4番の3年後。メンデルスゾーンの

用に作曲順番と交響曲の番号が違っているわけではあ

りません。

彼の頭の中には元々、いろんな音楽の源があって、そ

こから自由に素材を取り出して料理していたのでしょ

うね。

 

さてこちらに持ってきているのは定番、バーンスタ

インのマーラー全集。最近のお気に入りは6番、悲劇

的です。ベートーベンの交響曲のように苦難に打ち勝

って大団円に導かれるという構成ではなく、苦難に打

ち勝ってめでたしめでたし、になろうすると、また新

たな困難が現れて元の木阿弥になる、というような素

直でない複雑な構成がなかなか味わい深い。

結局人生ってそんなとこなのかな、と最近ちょと悲劇

的ならぬ悲観的です。

31 octubre

ブラバン

こちらでは生の音楽に触れることが皆無なので、標榜の音楽ブログが
次第に読書感想ブログに変貌しつつあります。(笑)
 
掲題の「ブラバン」津原泰水さんの小説。
私も中学高校とブラバン三昧で過ごしました。吹奏楽仲間は当時のコ
ンクール曲の話をすれば年代、先輩後輩の関係がすぐにわかってしま
います。どうも著者の津原さんと私は全くの同年代のようです。
 
当時の高校の吹奏楽部の様子が生き生きと、「広島弁」で活写されてい
ます。ひと時懐かしい青春時代に戻ることができました。
上手い小説ではないですが、「沁みる」小説でした。
28 octubre

ウィーン、ザルツブルグにいってきました!

ウィーンに旅行することがあればご参照ください

 

現在、ウィーン国立歌劇総監督、小澤征爾は次回のオペラ、チャイコ作曲Pict Dameのプレミア公演の練習中だそうです。彼の任期は2010年に終わり、後任はオーストリア人のウェルザーメスト。彼の名前は日本ではあまり知られていませんが、アバド(イタリア人)小澤(日本人)と外国人が続いた中、久々の地元指揮者でオーストリアでは大いに期待されているそうです。

市内では、小澤のポスターより爆発顔のアーノンクールのポスターが目立ちます。彼もハイドンのオペラのプレミア準備中。またウィーンフィルやウィーン交響楽団も指揮しており、非常に目だっておりました。

 

     国立オペラ座

シーズンには毎日違ったオペラかバレーが演じられています。

伴奏はもちろんウィーン国立歌劇場管弦楽団。これが独立してオーケストラピースを演奏するとき、ウィーンフィルと呼ばれています。

地下鉄U1,2,4カールスプラッツ駅下車すぐ

切符売り場は正面向かって左側の建物にあります。

日中はガイドツアーが何回か実施されていて中を見ることができます。

私の参加したときはちょうど当日演じられるプロコのロメジュリ(バレー)の舞台装置が組み立てられているところでした。

 

当日席

チケットは平均97%前売りで完売状態だそうです。しかしもし時間と体力に余裕があれば、立ち見席は当日しか売り出されませんから昼から根気よく並べば取ることができます。一人僅か2ユーロ。ぜひ生で聞きたい方はご挑戦ください。

 

国立歌劇場の維持には1年ざっと100億円かかるそうです。しかしチケット収入はその半分の50億円。赤字を補填しているのはスポンサーのトヨタなのだそうです。

 

     楽友協会

ウィーンフィルの本拠地、楽友協会もオペラ座のすぐ側にあります。地下鉄U4側出口にピュージックフェライン行きの矢印が出ています。

ここのチケットは同じ建物の裏のチケット売り場で購入できます。

ここには2つのホールがあって小ホールはブラームスザール、大ホールはゴールデンザールと呼ばれています。ウィーンフィルの定期公演は全て会員に対する前売りですので殆ど手に入れることはできないそうですが、他のオケの公演なら比較的簡単に手に入るようです。13:00から英語解説の見学ツアーに参加できます。

 

このホールはコンサート用だけでなく舞踏会用にも設計されているのでキンキラ金の内装になっています。しかしこの舞踏会用の設計のためにサイドやステージ下に大きな座席収納場所が設けられています。この空間が実はこのホールの豊かな音響の原因になっているという説もあるそうです。

 

     コンツェルトハウス

楽友協会からさらにインターコンチネンタルホテル(あまりに近代的な建物で浮いているのですぐわかる)の方向にあるくとたどり着けます。ウィーン交響楽団の本拠地です。

すいません写真ありません

 

     作曲家ゆかりの場所

有名なところで、ベートーベンが遺書を書いたというハイリゲンシュタット、また彼が田園を着想したという小川と小道が郊外に残っています。路面電車Dで終点までいってください。近くにドナウ川が見えます。青くも美しくも無いのでちょっと幻滅するかもしれませんが

 

ベートーベンの散歩道

近くには遺書を書いた家が残っていて記念館になっています。ホイリゲというワインを飲める酒場も近くに多くあります。自然が残っていていい場所です。ゆっくり散歩してみたいところです。

 

     その他

Haus der Musik 音楽の家という博物館がケルントナー通りのすこしはずれにあります。

ハイドンからシェーンベルグまで、ウィーンに関係のあった音楽家の展示があります。なかなか本格的で楽しめます。私はマーラーの部屋で1時間ぐらい粘ってしまいました。最上階のカフェなかなか雰囲気よし!

 

 

ザルツブルグ

     ウィーンから特急列車QBBで3時間。モーツアルトの生家やカラヤンの生家があり、また祝祭劇場では毎年ザルツブルク音楽祭が開かれます。またサウンドオブミュージックの舞台となった場所でもあります。見所一杯です。私は日帰りでしたが、ぜひ皆様は1泊してお楽しみください

 

モーツアルトの生家。旧市街の繁華街ゲトライガッセにあります。もちろんなかも見学できます。もうひとつ、彼が青春時代を過ごした家も記念館になっています。これは対岸の新市街側にあります。展示の内容が濃く、モーツアルト好きな人は何時間でも楽しめるでしょう。

 

カラヤンの生家はモーツアルトの住居の近くにあり、現在銀行になっています。彼のお墓もザルツブルクの郊外にあります。

 オペラ座小黄金ホール小

08 octubre

ウィーンフィル音と響きの秘密

ウィーンフィル音と響きの秘密

 

中野雄さん著、掲題の本を読みました。

レコードプロデューサーとしてウィーンフィルの

団員に多くの知り合いが居る著者ならではのエピ

ソードがふんだんに盛り込まれていて楽しめます。

 

冒頭はフルトベングラー。彼の指揮する第九の冒頭

の6連符がずれているのはやはり指揮がわかりにく

かった為か?という質問に対して彼の指揮を知るベ

テラン団員は「あれは彼の指示である。第九の冒頭

の和音はAEだけで出来ている。Cisが入ればメ

ジャー、Cがはいればマイナーだがそのどちらでもない。

これは混沌を表しており、6連符も「不安定」の象徴

であるから正確に弾いては「いけない」」

という本人の指示があったとか。

 

カールベームの思い出は感動的です。

フルートの巨匠ウェルナートリップが来日したとき

「以前日本で演奏したレオノーレ三番の録画残ってい

ないか?」という質問を受けた著者は、NHKアーカ

イブでその録画を見つけ、次回の訪欧時、お土産に持

っていきます。彼はこの演奏のフルートソロをベーム

に褒められたことが非常に嬉しかったのだとか。トリ

ップ氏のホームパーティーでこのビデオを上映したと

ころ古希を迎えた名フルーティストが滂沱の涙を流し

て感動してくれたのだそうです。「ベームが褒めてく

れたんだ、この演奏を格別の出来だと、、、、」

 

名指揮者の条件は技術や音楽性を超えて「その指揮者

の下で演奏したら音楽家として幸せか否かにかかって

いる」なかなか含蓄のある意見です。

 

他にもいろんな楽しい、感動的な、意外なエピソード

満載です。是非ご一読ください。

30 septiembre

歴史にifは禁物?

先日シンガポールから持ち帰ってきたモーツアルトの
Pコン全集にはまっています。モーツアルトの音楽っ
て確かに若い頃の作品にもいいものがありますが、断
然後期の作品のほうが深みがあります。彼も成長,
化していたのです。35歳で無くなったモーツアルト
ですがもし彼が長生きしてたらどのような音楽を作っ
たのでしょう。
私はこの手の仮想歴史ものが好きです。ミッドウエイ
海戦時に自衛隊のイージス艦がタイムトリップしたと
いうモーニング連載中の「ジパング」がこちらでは読
めないのが残念(笑)。
さて誰か以下のような小説or映画を作ってみません
か?
 
アインシュタインはモーツアルトの熱烈なファンであ
った(本当)。彼はモーツアルトの生演奏が聞きたい
一心でついにタイムマシンを開発してしまう。モーツ
アルトの晩年にタイムスリップした彼は、サリエリの
陰謀(これは実際には無かったそうですが)を阻止し
モーツアルトはその後も長生きする、、、、
多分20世紀までの全てのクラッシック音楽は彼に
よって作り尽くされてしまい、その後の作曲家の活躍
場所はなくなっていたかも。
 
そうえいばマーラーの最後の言葉は「モーツァルト、、
、」だったとか。これに続けて何を言いたかったので
しょうか?
「モーツアルトさんよ、あんたが綺麗なメロディー作
曲し尽くしちゃったからこっちは苦労したじゃないか!」
だったりして。
24 septiembre

久々のSSO

久々のSSO

 

息抜きと買出しを兼ねて短期間ですがシンガポールに

里帰りしてきました。もちろんSSO(シンガポール

シンフォニーオーケストラ)を聞くのも目的の一つ。

 

今回は軽く展覧会の絵。木金管楽器のきらびやかな

(口の悪い人はうるさいといいますが)サウンドが

特徴のSSO得意のナンバーです。以前にも1度、

古いビクトリアホールでSSOの展覧会を聞いていま

す。1年ぶりですが、トロンボーンやチューバのメ

ンバーは初お目見えです。ますます木金管パワーア

ップしています。

 

買出しはクラッシックのCD。入国検査で取り上げら

れないように、控えめに2組だけ。フォーレのレクイ

エムとモーツアルトのPコン全集を買いました。前者

は絶対中東では買えないご禁制のキリスト教音楽。

見つかると大変です(笑)が殺伐とした環境では聞き

たくなる音楽です。後者はアシュケナージの演奏。

落ち着いて伸びやかないい演奏です。全集を通して聞

くと早熟の天才モーツアルトも成長していることがわ

かります。20番台に入ると途端に音楽が神々しくな

ってきます。

 

毎週のようにコンサートがあり、CDが自由に買え、

ビールが飲める環境って本当に貴重です。たった3泊

の神風旅行でしたが、満足満足。 

05 septiembre

オイゲンヨッフムのブルックナー

オイゲンヨッフムのブルックナー

 

西洋音楽が全面的に禁止されているサウジで

新しいCDを手に入れるのは至難の業ですが

最近、前述の音楽仲間からCDを借りること

ができるようになりました。その中で、気に

入ったのがオイゲンヨッフム指揮、ドレスデ

ン国立管弦楽団のブルックナー交響曲全集。

1975前後のかなり古い録音ですが最近の修復

技術で問題のない音質で楽しむことができま

す。私の持ってきているブルックナーはロジ

ェストベンスキー、やチェリビダッケ等の重

たい演奏。それらに対してこの全集は無骨で

はありますが、素朴、純朴な演奏で好感が持

てますす。

 

ブルックナーの交響曲といえば版問題がいつ

も話題になります。昨晩、交響曲1番のリンツ

版とウィーン版を続けて聞いてみました。夜が

長く時間がいくらでもあるサウジでしかできな

い贅沢?です。

交響曲1番はもちろんかなり初期に(といって

1966年、44歳)の時に作曲され、(リンツ

版)66歳の時、第九交響曲の作曲と並行して

改定(ウィーン版)されたもので、彼の交響曲

作曲家としての最初から最後までの変化を聞き

取ることができる例です。

 

さてどちらがいいかって?

 

「そばかす一杯の田舎から出てきたお嬢さんが、

そばかすをとって精一杯化粧して綺麗にはなっ

たけど、素朴な良さは無くなった」といった

感じでしょうか?

今回のオイゲンヨッフムも原典版(リンツ版)

を選んでいます。一生懸命良かれと思って改定

したブルックナーには気の毒ですが朝比奈隆氏

のように、ブルックナーはできるだけオリジナ

ルに近いほうが良い、という指揮者も多いよう

です。

一ファンとしては、改訂版を作る前に第九を完

成させておいてくれたら、と思ってしまいます。 

23 agosto

茂木大輔さんの本(その2)

茂木大輔さんの本(その2)
また茂木さんの本
「オーケストラ人間的楽器学」
(上下巻CD付)も読みました。毎回各楽器のN響
主席奏者を呼んで、演奏してもらいながら楽器を紹
介するという企画。
トランペットの津堅さんの回は最高
演奏されたのはご自身編曲の「正露丸の主題による
4つの変奏曲」まずは*踊る正露丸:正露丸がワル
ツを踊ります。*正露丸の点呼:正露丸たちが集ま
って点呼を採ります*恋する正露丸:正露丸も恋に
悩みます。たそがれて一人川の土手に佇む正露丸
*最後は正露丸の戦い:下痢軍団と戦う正露丸。最
後には勝利し高らかに勝利の正露丸ファンファーレ
が鳴り響く。という真に馬鹿らしくも楽しいもの。
CDでばっちり楽しめます。
自分としては最後に登場したトロンボーンが気にな
ります。茂木さんが最もトロンボーンが効果的に使
われている曲として最後に選んだのはブラームス2
番の最終楽章。私も賛成!シンガポール時代に一度
演奏しましたがこの曲はトロンボーン冥利に尽きま
す。 
19 agosto

カラヤンとフルトベングラー

カラヤンとフルトベングラー

 

面白い本を読みました。

中川右介著、カラヤンとフルトベングラー。

帯の文句が「最も美しい音楽をめぐる最も醜い権力と

野望の物語!」面白そうでしょ!

 

フルトベングラーはベルリンフィルの3代目の指揮者

そしてカラヤンは4代目。現在はアバドを経てサイモ

ンラトルに引き継がれていますが、この話はカラヤン

が如何にしてフルトベングラーの後任にもぐりこんだ

のかというお話。

ここで忘れてはならないのがチェリビダッケの存在。

戦後ナチスへの協力が原因でフルトベングラーが指

揮できなかった時期、ベルリンフィルを振っていた

のは若き日のチェリビダッケでした。実は彼が4代目

カラヤンは5代目というのが正しい言い方なのかもし

れません。

しかしチェリビダッケがそのままベルリンフィルを率

いていたらどうなっていたでしょうか?チェリビダッケ

はご存知のように存命中一切レコーディングを行わな

かったことで有名です。一方でカラヤンはCDの規格

を自分で決めてしまう(本当:ベートーベンの第九が入

ればいいという彼のアドバイスで録音時間が決まった)

ほど自分の演奏を残すことに執着を燃やします。

学生時代先輩に言われたのが「新しい曲の勉強するの

なら、カラヤンBPOを買いなさい。間違いなく録音は

最高だから(笑)スコア見ながらの勉強には最適」

 

現在のクラッシック音楽界が隆盛とは言わないまでも、

生き残ってこれたのは、カラヤンが膨大なクラッシッ

ク音楽の音源、映像を残してくれ、東洋の孤島にすむ

人間でもその素晴らしい世界に触れることができたため

ではないでしょうか?考えてみればカラヤンBPOのレ

コードにはいろいろお世話になりました。

 

さて、チェリビダッケのこともすこし持ち上げておきま

しょう。実は私は彼の演奏案外好きです。超遅くて、金

管楽器奏者であるわたしは思わず聞くだけで酸欠チアノ

ーゼになってしまうようなブルックナーの四番、八番。

ごてごてに歌い上げるチャイコの5番。叫び声まで入っ

ているシェラザード。、、、、、

もう殆どMasochisticな楽しみです。

18 agosto

合奏

合奏

 

こちらでやはり私と同じく暇で昔とった杵柄、バイオリンを

再開した方がいます。実は彼は昔のバンド仲間。若かりし日

、不良青年だった我々は会社の独身寮のバンドで彼はエレキ

ベース、私はキーボード。

ダンパやクリスマス等よく一緒に演奏したものでした。

 

しかし二人とも年を重ね、アコースティックの似合う?歳に

なってきました。

 

彼の持っているバイオリンのポピュラー音楽集を使い、ギタ

ーとバイオリンで合奏。初見大会でしたがなかなか楽しい!

やはり音楽は一人でなくて合奏しなければ楽しくない。

彼とは定期的に合奏することを約束。さて音楽生活もちょっ

とだけ楽しくなってきました。 

16 agosto

楽器演奏したい!

ギター

 

楽器を持って歩いているだけで宗教警察に捕

まる可能性のある恐ろしい国でも音楽を演り

たくなってきます。金管楽器など吹けば大変

なことになるでしょう。

 

近所迷惑にならず、かつ奥が深い楽器、、

かつて中学生、高校時代弾いていたクラッシ

クギターがあるではないですか。カラオケ替

わりに爪弾いていたギターをちょっと本格的

に再開しようと、最近、壮村清志さんの教則

本で練習を再開しています。しかし左手がや

わになっていて弦が押さえられず十分音が響

きません。しばらくはリハビリ。

目標はアルハンブラ宮殿の思い出ですが、ま

だ5小節ぐらいで止まってしまいます(笑)

 

シンガポールの友人から連絡。9月に小澤の

指揮でフィガロがあるとか。ああ、羨ましい

、、、 

13 agosto

守備範囲

守備範囲

 

音楽ファンには各自守備範囲があって、もちろんクラッシク

ファンにもそれがあります。趣味なんだから自分の好きなジ

ャンルだけを聞きたい!ということもありますが、「食わず

嫌い」だったということもあります。

私にとって室内楽はまったく縁のないものでしたし、多分

一生好んで聞くことはない。それよりもっとゆっくり大規模

なシンフォニーを時間をかけて楽しみたい、と思っていまし

た。しかしシンガポールで出会ったすばらしい室内楽の数々

が私を室内楽に開眼させてくれました。

O先輩たちのご夫婦カルテット、シンガポールのプロ弦楽四

重奏団であるタンカルテットetc すばらしい出会いが私の

室内楽食わず嫌いを直してくれたようです。

今では室内楽は私の音楽鑑賞の無くてはならない一部分にな

っています。I-Podにはタカーチ弦楽四重奏団のベートーベン

弦楽四重奏全曲が収納されています。最近のお気に入りは1

5番。こころが落ち着きます。

 

さて私のまだ未開拓な分野はオペラ。何度も聞きにいきまし

たがなぜかオペラの面白みはまだピンときません。オペラが

守備範囲に入れば多分音楽の楽しみは倍増するとわかっては

いるのですが、、、(笑) 

08 agosto

茂木大輔さんの本

毎晩暇で、本ばかり読んでいます。

最近の当たりは茂木大輔さんの本文庫本になって

いる「オーケストラは素敵だ」「はみだしオケマ

ン挑戦記」「オケマン大都市交響詩」を入手して

一気に読みました。

面白い!

音楽家には楽しい文章を書く人が多いようです。

惜しまれながら亡くなった岩城さん、名エッセイ

ストでパイプの煙シリーズの団 伊玖磨さん等など

 

今まさにこの路線を引き継ぐのが茂木大輔さん。

おなじみN響のオーボエ奏者であり、のだめ

ドラマの音楽監修も務められ、一般的にも有名に

なりました。

 

音楽家、でうまい文章を書く人は観衆をどの

ように感動させるのか、どうすれば観衆が感動

するのか勘所を押さえているように思います。

しかも臨場感ある表現が上手い。

 

茂木さんの「はみだし、、」の中で、N響の

ヨーロッパ公演でデュトワに徹底的にシゴかれる

話など、読んでいて本当にこちらが胃が痛くなっ

てきました。

この話には落ちがあって、デュトワがN響を徹

底的に訓練したのは、その後のウィーンフィルと

の専属契約で有名なデッカレーベルとのレコーデ

ィングが控えていたためであり、ライブとレコー

ディングの差を覚えさせるための「しごき」で

あったことが最後にわかります。レコーディング

が好評のうちに終わって、読んでいる我々もホッ

トし、なるほどと唸ってしまいます。

最近指揮も始められた茂木さん。いろいろ活躍して

ほしいですが、お体大切に、、、、 

05 agosto

砂漠に似合うクラッシック音楽

 

 

この国はクラッシックのCDを扱う店は皆無

CDの持ち込みも制約されています。

よって私はi-podは交響曲を中心に大量のクラ

ッシック音楽が録音して持ってきております。

殆ど有名どころの交響曲は網羅されていますし

ベートーベン、マーラー、シベリウス、ブラー

ムス、シューマン、チャイコフスキー、等は

全シンフォニーが収められています。

 

Ipodには演奏回数を記録する機能があります

が、さてこれまで何を一番聞いたか、、、

 

なぜかシベリウスでした。

 

暑い国ですが、あまりに何も無い砂漠の真ん中

で生活していますので、その景色、生活は「寒

々とした荒涼たる」と形容できます。

 

シベリウスの美しいながら少し寂しい音楽は

砂漠の風景に良く合います。

日本にいたときは1番、2番を中心に時々5番

7番を聞いていましたが、実は6番、4番もな

かなかいい曲です。

 

2007年は没後50周年ということで、ここ以外

の(笑)世界中で彼の音楽が見直されて演奏され

ているのではないかと思います。

29 julio

生きています

ほぼ半年ぶりの書き込みです。

何とか生きております。

 

こちらで働く日本人が増えても、インターネット

の接続元の速度は同じ。ということでインターネッ

トの接続スピードがものすごく遅くなっています。

特にこのマイクロソフトのサイトはいろいろ多機

能な分、重たく、画面が出てくるまで我慢できず

アクセスしないという状況が続いてきました。

 

サウジ国内では音楽は心を惑わす害悪ということ

で忌避されています。特にクラッシック音楽は

キリスト教音楽と見なされており、まったくとい

って接する機会がありません。

 

幸いなことに私は出張が多く、出張のたびにいい

音楽に接することができています。オランダのロ

ッテルダムではロッテルダムフィルでマーラーの

大地の歌を聞くことができました。アムステルダ

ムではコンセルトヘボウは聞けませんでしたが、

同ホールでカルミナブラーナを大感動しながら

聞きました。

またサンフランシスコではサンフランシスコフィ

ルのべト7、、、、。

どれも音楽に飢えた私にとって干天の慈雨。

生のオーケストラの音がこんなにすばらしいなん

て、恵まれた音楽環境のシンガポールや日本では

感じられなかったことです。

 

しばらくはまたi-Podに詰め込んだ音楽をお友達

に過ごしていきます。