相変わらず夜長を持て余しています。
オペラにもちょっと飽きてきてまた器楽演奏に
戻っています。
友人からインバルのマーラー全集を借りて聞い
ていますが、これには未完成の10番交響曲の
全曲補作版が入っています(いわゆるクック版)
ベートーベンの偉大な足跡に挑戦しつつも超え
られずにいたマーラーが始めて彼らしい独自の
境地を開いたのが遺作となった9番。もし10
番が完成していたら完全に新しい世界が開けて
いたことでしょう。幸いに全楽章のスケッチが
残っていたようで、それに準拠した補作版がこ
れです。
私以上にヒマな人(笑)がおられるようで
http://www.hmv.co.jp/news/article/712110118
にまとめがあります。
補作であるがゆえにあまりに作りすぎると彼の
作品ではなくなってしまうという遠慮があるの
かオーケストレーションは極端に薄くなってい
ます。本人が思うがままに作っていたら多分彼
の最高傑作になっていたのではないかと思いま
す。
モーツアルトやビゼーにもいえることですが、
生き物としての人間の宿命とはいえもう少し彼
が長生きしていたら、、、、