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31 octubre

ブラバン

こちらでは生の音楽に触れることが皆無なので、標榜の音楽ブログが
次第に読書感想ブログに変貌しつつあります。(笑)
 
掲題の「ブラバン」津原泰水さんの小説。
私も中学高校とブラバン三昧で過ごしました。吹奏楽仲間は当時のコ
ンクール曲の話をすれば年代、先輩後輩の関係がすぐにわかってしま
います。どうも著者の津原さんと私は全くの同年代のようです。
 
当時の高校の吹奏楽部の様子が生き生きと、「広島弁」で活写されてい
ます。ひと時懐かしい青春時代に戻ることができました。
上手い小説ではないですが、「沁みる」小説でした。
28 octubre

ウィーン、ザルツブルグにいってきました!

ウィーンに旅行することがあればご参照ください

 

現在、ウィーン国立歌劇総監督、小澤征爾は次回のオペラ、チャイコ作曲Pict Dameのプレミア公演の練習中だそうです。彼の任期は2010年に終わり、後任はオーストリア人のウェルザーメスト。彼の名前は日本ではあまり知られていませんが、アバド(イタリア人)小澤(日本人)と外国人が続いた中、久々の地元指揮者でオーストリアでは大いに期待されているそうです。

市内では、小澤のポスターより爆発顔のアーノンクールのポスターが目立ちます。彼もハイドンのオペラのプレミア準備中。またウィーンフィルやウィーン交響楽団も指揮しており、非常に目だっておりました。

 

     国立オペラ座

シーズンには毎日違ったオペラかバレーが演じられています。

伴奏はもちろんウィーン国立歌劇場管弦楽団。これが独立してオーケストラピースを演奏するとき、ウィーンフィルと呼ばれています。

地下鉄U1,2,4カールスプラッツ駅下車すぐ

切符売り場は正面向かって左側の建物にあります。

日中はガイドツアーが何回か実施されていて中を見ることができます。

私の参加したときはちょうど当日演じられるプロコのロメジュリ(バレー)の舞台装置が組み立てられているところでした。

 

当日席

チケットは平均97%前売りで完売状態だそうです。しかしもし時間と体力に余裕があれば、立ち見席は当日しか売り出されませんから昼から根気よく並べば取ることができます。一人僅か2ユーロ。ぜひ生で聞きたい方はご挑戦ください。

 

国立歌劇場の維持には1年ざっと100億円かかるそうです。しかしチケット収入はその半分の50億円。赤字を補填しているのはスポンサーのトヨタなのだそうです。

 

     楽友協会

ウィーンフィルの本拠地、楽友協会もオペラ座のすぐ側にあります。地下鉄U4側出口にピュージックフェライン行きの矢印が出ています。

ここのチケットは同じ建物の裏のチケット売り場で購入できます。

ここには2つのホールがあって小ホールはブラームスザール、大ホールはゴールデンザールと呼ばれています。ウィーンフィルの定期公演は全て会員に対する前売りですので殆ど手に入れることはできないそうですが、他のオケの公演なら比較的簡単に手に入るようです。13:00から英語解説の見学ツアーに参加できます。

 

このホールはコンサート用だけでなく舞踏会用にも設計されているのでキンキラ金の内装になっています。しかしこの舞踏会用の設計のためにサイドやステージ下に大きな座席収納場所が設けられています。この空間が実はこのホールの豊かな音響の原因になっているという説もあるそうです。

 

     コンツェルトハウス

楽友協会からさらにインターコンチネンタルホテル(あまりに近代的な建物で浮いているのですぐわかる)の方向にあるくとたどり着けます。ウィーン交響楽団の本拠地です。

すいません写真ありません

 

     作曲家ゆかりの場所

有名なところで、ベートーベンが遺書を書いたというハイリゲンシュタット、また彼が田園を着想したという小川と小道が郊外に残っています。路面電車Dで終点までいってください。近くにドナウ川が見えます。青くも美しくも無いのでちょっと幻滅するかもしれませんが

 

ベートーベンの散歩道

近くには遺書を書いた家が残っていて記念館になっています。ホイリゲというワインを飲める酒場も近くに多くあります。自然が残っていていい場所です。ゆっくり散歩してみたいところです。

 

     その他

Haus der Musik 音楽の家という博物館がケルントナー通りのすこしはずれにあります。

ハイドンからシェーンベルグまで、ウィーンに関係のあった音楽家の展示があります。なかなか本格的で楽しめます。私はマーラーの部屋で1時間ぐらい粘ってしまいました。最上階のカフェなかなか雰囲気よし!

 

 

ザルツブルグ

     ウィーンから特急列車QBBで3時間。モーツアルトの生家やカラヤンの生家があり、また祝祭劇場では毎年ザルツブルク音楽祭が開かれます。またサウンドオブミュージックの舞台となった場所でもあります。見所一杯です。私は日帰りでしたが、ぜひ皆様は1泊してお楽しみください

 

モーツアルトの生家。旧市街の繁華街ゲトライガッセにあります。もちろんなかも見学できます。もうひとつ、彼が青春時代を過ごした家も記念館になっています。これは対岸の新市街側にあります。展示の内容が濃く、モーツアルト好きな人は何時間でも楽しめるでしょう。

 

カラヤンの生家はモーツアルトの住居の近くにあり、現在銀行になっています。彼のお墓もザルツブルクの郊外にあります。

 オペラ座小黄金ホール小

08 octubre

ウィーンフィル音と響きの秘密

ウィーンフィル音と響きの秘密

 

中野雄さん著、掲題の本を読みました。

レコードプロデューサーとしてウィーンフィルの

団員に多くの知り合いが居る著者ならではのエピ

ソードがふんだんに盛り込まれていて楽しめます。

 

冒頭はフルトベングラー。彼の指揮する第九の冒頭

の6連符がずれているのはやはり指揮がわかりにく

かった為か?という質問に対して彼の指揮を知るベ

テラン団員は「あれは彼の指示である。第九の冒頭

の和音はAEだけで出来ている。Cisが入ればメ

ジャー、Cがはいればマイナーだがそのどちらでもない。

これは混沌を表しており、6連符も「不安定」の象徴

であるから正確に弾いては「いけない」」

という本人の指示があったとか。

 

カールベームの思い出は感動的です。

フルートの巨匠ウェルナートリップが来日したとき

「以前日本で演奏したレオノーレ三番の録画残ってい

ないか?」という質問を受けた著者は、NHKアーカ

イブでその録画を見つけ、次回の訪欧時、お土産に持

っていきます。彼はこの演奏のフルートソロをベーム

に褒められたことが非常に嬉しかったのだとか。トリ

ップ氏のホームパーティーでこのビデオを上映したと

ころ古希を迎えた名フルーティストが滂沱の涙を流し

て感動してくれたのだそうです。「ベームが褒めてく

れたんだ、この演奏を格別の出来だと、、、、」

 

名指揮者の条件は技術や音楽性を超えて「その指揮者

の下で演奏したら音楽家として幸せか否かにかかって

いる」なかなか含蓄のある意見です。

 

他にもいろんな楽しい、感動的な、意外なエピソード

満載です。是非ご一読ください。